カウンセリングの種「江ノ電の親子」 #心の訪問サポート

先日江ノ島から江ノ電に乗っていた時の話です。３０代のあ母さんと小学校低学年の女の子が仲良く座って話していたんだけど、女の子余程嬉しかったのかお母さんに「水族館楽しかったね」「お魚さん美味しかったね」と今日行った場所のことを一生懸命話していました。私は親子の向かいに座っていて、その様子を微笑ましく見ていたんですね。ただ親子の隣に座っていた女性(４０歳位)がいかにも迷惑そうに見ていました。それに気付いたお母さん、女の子に「周りに迷惑だから少し静かにしようね」と、女の子「うん、わかった」とその時、電車がゆれて女の子が持っていたイルカのぬいぐるみ(たぶん水族館で買った物)が落ちて転がり隣の女性の前に、女性は仕方なさそうに拾い立ち上がった女の子に無言で差し出しました。受け取った女の子が満面の笑みで「ありがとう！」そしてポシェットの中をゴソゴソ「アメあげる、甘くて美味しいよ」と差し出したんだよね。女性も思わず「ありがとう」と言って受け取りました。お母さんも「すいません」と一言、暫く手に取ったアメを見つめていた女性がお母さんに「先程はごめんなさい、気を悪くさせましたよね」と一言、それからお母さんに話始めました。昔同じ位の娘を病気で亡くした事、それが原因で離婚した事・・・羨ましかった、嫉妬したと・・・。でも女の子からアメを貰った時、亡くなった娘が「元気出して、笑顔のママが大好きだよ」って言われたようだったと・・・それから藤沢駅まで三人で和気あいあいと楽しそうに話していました。電車を降りる時、女の子が「おばちゃんバイバイ」、女性「アメありがとね」・・・今幼稚園の子供達の声がうるさいと問題になったりしてますが、子供達が発するパワーとオーラにはとても敵いません。それを思い知らされた一日でした。出来れば子供をカウンセラーとして雇いたいくらいです。ほっこりしながら平塚の自宅に帰りました。
今日も神奈川をかけまわっている名も無きカウンセラーの独り言でした。